予防歯科
予防歯科
生涯を通じて健康な歯でいるために、
一人ひとりのお口の状態に合った治療法、予防法。
虫歯や歯周病が進行しないようにするための治療法のことで、虫歯・歯周病の主な原因はお口の中にいる細菌によるものです。更に、歯の形態、歯の位置(歯並び)、砂糖・炭水化物の摂取量や摂取回数、唾液の量・質、フッ素の使用状況などによって症状の進行が変化していくため、生活習慣の改善がとても大切であります。
当院では、患者様のお口の状態を詳しく検査をしまして、患者様一人一人に合った治療法、予防法を選択して、患者様が永くご自分の歯で咬むことができて、快適に生活が送れるようにお手伝いをさせて頂いています。
お口の検査法は、歯垢の酸産生能検査、唾液検査(量、pH、虫歯菌・歯周病菌の検査)を行い、多数の項目のリスクを判定し、どこに原因があって虫歯・歯周病になっているかを正確に診断します。そして、リスクの高い項目を集中的に治療して虫歯・歯周病を予防していきます。
ていねいに磨いている、または色々な歯磨き粉を使っているのに虫歯・歯周病が進行してしまうという方は、一度ご相談下さい。
内科的療法 3DS法とは?
虫歯・歯周病を削って詰めたり、抜いて被せたりするだけではなく薬剤を使って細菌の繁殖を抑えること、または生体の抵抗力をつけることにより虫歯・歯周病の予防をしていきます。その1つとして3DS法を紹介します。
3DS法とは(Dental Drug Delivery System)の略で、歯の表面の歯垢とバイオフィルムをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)により物理的に除去した後で、プラスチックでできたカスタムトレーを使用し、薬剤を直接歯の面に作用させて化学的にバイオフィルムを除去していく方法です。この方法で、6~12ヶ月の効果があると言われています。 詳しいお話を希望される方は当院にご相談下さい。
バイオフィルムとは?
バイオフィルムという言葉をお聞きになったことはありますか?
バイオフィルムは、口腔内細菌が高い密度で複雑に絡み合ったものであり、抗生剤や洗口剤が全く効かない状態のものであります。このバイオフィルムは家でのブラッシングではすべてを除去できないため、完全に除去するためには、定期的に歯科医院にてPMTCを行う必要があります。